お客様から頂いたすごく古い琉球絣です。
骨董やさんみたいなところで買われたそうですが、その時からもう触るとホロホロ生地がくずれるというか、繊維がほどけてくるような状態だったそうです。
でもなんとか使えるところを使ってみたいと思われ、保存状態がよくなくてホコリも取りたかったので優しく優しく洗われたそうです。
なんとか洗えて乾かしたものの、やはりもう布としての命をまっとうしたような状態で、縫って何かにするのも無理。額に入れて楽しむ他はない、となり、ご自分の分は取られて、あと残り全部を私にくださったのです。
切ろうと思って、テーブルに出したら、もう生地が少しずつ粉になって落ちていきます。
最後に土に帰るとは、まさにこんな感じなのか、、と思いました。
なんとか丁寧に切って、額に入れたらひと安心!
これでしばらくは楽しむことができます。
本当にきれいな織りです。
模様も素朴で、でも洗練されていて、かわいくて、、
どんなひとがこれを織ったのだろうか
戦争の前の、沖縄の静かな美しい時代
想像すると、なんとも言えない気分になり、清らかな薫りがただよってくるような気さえします。
まだ、たくさんあるので、興味のあるかたにお分けします。
お店で私に声をかけてくださいね!
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