ぎゃらり浮嶽: 静岡trip day5

うちの実家は暮しの手帖の宝庫で、家のあちこちに古いものから新しい号まで、なにげにおいてあります。家業が落ち着いて時間が取れたら、じっくり読むのだと母は言っていますが、それはこんなに大量の本、いつ読めるのだろうか、、じっくりそんな時間をはやく持ってほしいと、、願います。

今回の里帰りも、明日の早朝こちらを出発して千葉に向かいますので、家でのんびりできるのは今日で最後でした。
本当にあっという間でした。
古い号を見つけては、これも読みたい！あれも読みたい！と思いつつ、結局なにも落ち着いて読めず、ああ、そんなもんだよな～里帰りは。。と思いました。
ちょっと借りていこうかな！！！

この2007年の号も内容がすごく良くて、そして最後の松浦弥太郎さんの編集者の手帖がまた文章がよくて、いいなあと思いました。
ちょっとだけ、、、こんな感じです。

秋になると
果物はなにもかも忘れてしまって
うっとりと実ってゆくらしい

八木重吉のこのたった三行のこの詩と中学生の頃に出合い、大人になった今でも、小さな宝物として大切にしています。
　秋が近づくと、この詩を空に向けて口にしたり、ノートの切れ端に書いてみたりして、何かひとつの、きよいちからを噛みしめようとするのです。

・・・という文章から始まるこの１ページ。
この詩もいいなあと思ったり、そこから始まる松浦さんの言葉もどんどん深まっていいなあと思ったり。。。
この１ページを読んだのは数分の出来事ですが、なんだかそれからこの詩が頭から離れなくなって、すごくいい気分になったのでした。

なんとなく今日は朝から涼しくて、エアコンを入れずに気持ちよく一日が過ごせました！
秋みたい！