冬がはじまるよ。
そんな感じの雲です。
今日は寒いです。
浮嶽にふわりふわりと白い靄がかかっているのは、もしかしたら粉雪のような、、みぞれのような、、そんな冷たい感じかもしれません。
こんな日は、暖かい家の中で、なにか心温まるものを作ったり、食べたりしたりするのがよろしかろうと思います。
先日ゲットしたゆずです。
「塩ゆず」にしてみましたよ!
これは柚子を果汁を搾って、皮を袋ごと薄切りにして、果汁といっしょに瓶に詰め、塩を柚子の重量の2%入れて混ぜてできあがり!という簡単且つあますことなく柚子を楽しめるものです。
それはこの本から教わりました。
「長尾智子の毎日を変える料理」
このところ、私が一番好きな料理家さんです。
ものすごく理にかなった料理法で、それがなんというかスタイリッシュすぎず、でも伝統的でもなく、ものすごく感じがいい。
シンプルで、でも、簡単ってことじゃなくて、きちんと要所を押さえていて、限りなく素材の美味しさを追求する感じ。
あこがれる人って、なかなか最近出会えなかったけれど、今一番あこがれるのは長尾さんかな。
とっても素敵です!!!
表紙にも載っていたこの野菜のオーブン焼き。
今日作ってみました!
うーん、写真がひどい。でもとても美味しかったです。
料理の味は、素材の、父の畑の丁寧に作られたニンジンがとってもとっても甘くて美味しくて、、、好評だったのですが、料理の盛り付けの見栄えがまずいですね。。。
この料理は、まずニンジンもサツマイモも茹でてやわらかい状態にしてから、耐熱容器に入れてオーブンで焼きます。
それからアンチョビオイルといって、アンチョビの細かくきざんだものとニンニクとパセリとオリーブオイルを混ぜ合わせ、それにクルミもin。
アンチョビのパンチの効いた味にクルミのかりっとした食感もプラスされて美味しさ満載です!
野菜の美味しさをまるごと味わうこの料理、明日にでもまた食べたい!と思うような、とても健康的でいろんなことに素直なお料理だと感じました。
この本の最初に書かれていた長尾さんの文章がとてもいいなと思ったので少しご紹介したいと思います。
・・・・・日常をつまらなくするのは簡単で、平凡な物事のなかに楽しみを見つけ出すには、ちょっとした工夫が必要。家族や他の人のためでもあり、何より自分のために、ささやかな手間を惜しまないようにしたい。
疲れて家に帰った日の簡単な食事が、十分においしく、エネルギーになるご馳走だと思える日常は、決して夢じゃないと思うのです。重要なのは、自分が食べるものに誠実になること。ご飯を中心にした素直な献立を土台にして、基本の調味料くらいは質のよいものを選んで、使い続けるうちにそれが味付けの決め手になると知り、やがれ自分の料理が好きになる。料理に真摯に向き合うようになる。季節の野菜が入れ換わるくらいの、穏やかな献立を中心に暮しがまわり、それが忙しい日々の助けになる。それほど素敵なことはないでしょう。・・・・・・・・・・・・・
いやはや、長尾さんの言葉を書き始めたら、最後まで書かずにはいられなくなっちゃいます。
どの言葉も「そうだな~。」と思うことばかり。
思うけど、なかなか実行できないのが私です。
だから、全部はできなくても、ひとつでもふたつでも、本に載っているレシピを作ってみて、食卓にのせて、実感してみたいと思います。
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