2012年7月16日月曜日

浮嶽と夏の空

今日は朝から晴れました!
田んぼの緑もきれいです!
 今日は風が強かったです。
髪がぼさぼさになるくらいの強風が吹き荒れる時もあるくらい・・・だけど、からっと乾いた空気なので暑いけど心地よい!

そして、振り返ると、、、青い空と白い雲!
木々の緑も濃くなってきて、いよいよ夏です。

昨日までの雨がうそのようです。
お花見のお客様も暑い中おいでくださり、冷たい飲み物で喉を潤し、、、静かな時間を過ごされていました!
私も、お客様の合間に読書です(^-^)

「詩の樹の下で」 長田 弘

大好きな長田さんの最新の本です。
そのなかで、とても好きな文があったので、少しご紹介します。



空はどこからはじまるのだろう?
空はすぐ足許からはじまる。芝が答えた。
すると樫が言った。空は木々の枝々の先からはじまる。
ギョギョシと啼きながら、オオヨシキリも言った。空は潟のうえにはじまると。
空は朝の光にはじまると朝は言い、空は中天にはじまると昼は言い、星々の生まれるところから空ははじまると、夜は言った。
風吹くところから空ははじまる、と風は言った。
雲流れるところから空ははじまる、と雲は言う。
空は無にはじまる、と物思う人は言う。
空は白紙にはじまる。筆もつ人は言った。
空は山を描いてはじまる。絵筆もつ人は言った。

・・・・・・・・

この中で、私は 「風吹くところから空ははじまる」っていうのがいいなぁと思いました。

皆さんはどう思われますか?

空はどこから始まるのかな?
ひとつひとつの言葉を味わいながら、想像する、そんな時間が今は楽しく感じます。

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