加藤くん

今日の体操男子の個人総合もすごかったですね。

ウクライナのベルニヤエフとの死闘、、、すごかったです。
本当になんていうか、体操の身体的、心理的、難しさやおもしろさがよくわかる試合の経過で、、、どこまでこの人たち、自分を追い込んでできるんだ？！！！と、最後がどうなるんだ？ということよりも、この接戦をずっと見ていたいような。。。

最後の鉄棒も、、歴史に残るような雰囲気でしたね。
５種目目まで来たら、最初は調子のあがらなかった中国の選手もどんどん点数を上げてきて、みんなのボルテージが一気に最終種目になだれ込むような感じになって、

そんななか、日本の加藤君が落下してしまって、、、

今まで、本当にそつなく演技をしてきて、どんな時もクールで、表情も変わらず、なんてすごい若者なんだろう、と思ってみてました。
団体までは、どちらかというと、表情の豊かな白井君がひょうひょうとしていいな！と思ってたりしたんですが、今日でまた加藤君、すごいなと思いました。

 この、試合後のインタビューがよかったです。

自分のことを、周りの同年代の選手から取り残されたように感じたという今大会。団体の金メダルを目標にしてきたこの大会、そのために、彼は無難に点数を確実に取れる演技内容に仕上げてきたんですね。。。そうか、今日それを聴くまで知らなかった。
だから、こんな個人総合の戦いには、大技も入れられず、まったく太刀打ちできなかったのが、悔しかったんですね。そんな表情でした。
自分の評価や、周りを見る目、冷静で、真剣で、いいなあと思いました。
浮かれず、きちんと前を見ている。
すごいな！と思いました。

そして、あとで気になって、ググってみました。

そしたら、、、

お父さんが加藤裕之さんだっていうのは、知っていて、今思えば、、、それを知ってたらすぐにピンと来いよ！自分！！！と突っ込みいれたくなります。。。

加藤裕之さんは、私もよく知っている選手です。今はコナミスポーツクラブ体操競技部の監督をされています。

私も大学二年まで体操をしていて、まったくへたっぴだったので、大学の体操部でも下働きで終わりましたが、とにかく！楽しい体操人生だったんです！下手でも！

高校も県でも全く勝てないレベルで、なんでそんな人が大学の体操部に入るの？しかも体育大学の？！みたいな感じなんですが、好きだからやりたかったんですね！
インカレとか、もう、テレビを見てるようなすごい演技の選手ばかりで、観れるだけで嬉しかった。
そんななかに加藤選手もいらして。雲の上の人でした。
私が大学２年のときの４年生で体操競技部の部長だった田口さんが、、、田口さんが、、、、、！！！加藤稜平くんのお母さんなんです！！！！！

そういえば、田口さん、あの加藤さんと結婚されて加藤さんになったんだよな～という記憶がどんどんよみがえってきて、、、！！！あ！！！！顔がそっくり！！！
稜平くんは、お母さん似ですね！！！
部長だった田口さんも本当に素敵な体操をされる方で、憧れの方でした！
ああ、あの田口さんと加藤さんのお子さんなら、、、納得です。
本当に心から彼のこれからの飛躍を願って、というか確信して、楽しみになりました！

内村選手も本当におめでとうございます！！！

本当にすごい。美の向こう側、、、見えたんでしょうか。。。