昨日、有田のお店trapさんで買ったものをお店にディスプレイしてみました。
まずは「おはじき」です。
昭和くらいのおはじきだそうですが、昭和って、、、現在の平成生まれの方にとっては昔っぽいかもしれませんが、わたくし昭和43年生まれでございます。わたくしの生まれ育った時代。
大学時代まで昭和の時代は続きました。
昭和天皇崩御。。。なんていう時期を東京で過ごしました。なつかしいな。
あの時はですね、テレビもとにかくそのニュースばかりで、レンタル屋さんに行ってビデオデッキは当時私は持ってなかったからCDなんかを借りて時間をつぶしてたと思います。
何百年もたってるわけではないんだけれど、今とは雰囲気がかなり違う。
私が生まれる20数年前は、戦争がありましたし、戦後、そして高度成長期、同じ昭和という名前でもいろんな経過があっての、そのあとの平成です。
ここ数十年というのが、ものすごいスピードで時代が変わっていった・・・というのがわかるような気がします。
おはじきもご覧の通り、大きさも一回り以上大きくて、形もゆったりとしていて色もきれい。
ひとつ、自分のお気に入りをとっておきたい気分になります。
今売っている民芸風?お土産風?昔のおもちゃという名のおはじきは形も均等できれいにできているけれど味気ない気がします。
お店のメニューの近くに並べてみました。
夏っぽくなって、つるりと涼しげで、すごく気に入りました!
お次は本棚です。
ごしごしと水をよく絞ったタオルでよく拭いて、器を置いてみました。
うん。いいですね!
ほら、ずっとここにあったみたいになじんでませんか?
ちまたではミッドセンチュリーとか、いろんな呼び名があるみたいですが、そんな少し昔のものに私も心惹かれるものが多いです。お高いものは買えないし、実感としてお伝えできないのがつらいところ。
アメリカのものでも、日本のものでも、アフリカのものでも、韓国のものでも、どこの国のものでも、自分が好きだなと思って集めたものにはなんらかの共通点があって、一緒の空間にあってもケンカせず折りあって同じような空気感を漂わせることがあります。
昔のものは好きだけど、骨董に関しての知識も認識も浅いので、私は美術館や本などの中でしか感じたことがないけれど、人間国宝になった染色家の芹沢銈介氏の作品や蒐集品を展示している美術館『芹沢銈介美術館』にいくと、集めたものからその方の人格や思考が浮かび上がるような・・・すごく特別な空間が感じられます。
私が言うとなんかすごく安っぽくしか伝えられないのが悲しい・・・。
説得力がない。
ぐすぐす(T_T)と反省するなら勉強しろって感じですね。はい。その通り。
がんばります。
今日の結論は、古かろうが、新しかろうが、安かろうが、高かろうが、自分が好きだな!と思えるものに囲まれて暮らすのは刺激的で素敵な人生だと思うのです。
よく、もう色んなものはたくさん今まで買ったから、ものは増やさずに静かに暮らしていく・・・とおっしゃる方がいらっしゃるのですが、たしかに藪から棒に物を買って増やすのはあまりいいとは思えません。
だけど、ものの好みとか、興味のあるものとか、歳とともに変わって行くものがある。
そんな変化に目をつぶって、ものを増やしたくない、とか固定観念にとらわれるような暮らしはすこしつまらないなーと思います。
変わって行く自分を受け止めて、新しいものに目を向けていつも新鮮な風を受けて進んでいくような人生に憧れるかなー・・・なんて最近よく思います。
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