2011年2月6日日曜日

第6回 リーディングカフェ

今日は月に一度のお楽しみ!リーディングカフェの開催日でした。
テーマは『男』もしくは『女』
いろんな作家の方の男性観、女性観を読み比べ、皆さん「うーん、なるほど」と、うなられたり、笑ったり・・・興味深い内容でした。
私もコーヒーを淹れたりケーキをカットしたりしながら聞かせて頂いているので、ところどころ耳に入ったところで「うん、うん」とうなずいたりしているのでした。

今日読まれた中に、向田邦子さんの「若々しい女について」というエッセーがありました。
向田さんが日頃気をつけていることなどが書かれてありました。

『 まめにパックやマッサージをするなど外側をかまう代わりに、内側から、というと大げさですが、そっちの方でひとつ突っかえ棒をしてみようかな、と思っているのです。
私は、ぼんやりしている時、無意識の表情の積み重ねが、老いのしわや、暗くけわしい表情を作り、姿勢を作る、と思っていますので、時々、我が身を振り返り、警戒警報をだすわけです。 』

・・・うーん、私では警報鳴りっぱなしの状態かも、、、。
 
すべてのものに好奇心を持ち、若い人とつきあい、楽しみを持ち、よく笑い、よく涙ぐみ・・・にっこりと優雅に笑いながらしかし、決して老いにつけ込まれず、老いに席を譲ろうとしない・・・・と語られています。ほんとにそうだなーと思いました。
若々しい人、ってイキイキしてる人だなと思います。
精神がピチピチしている、というか、なにか楽しいことをキラキラした目でしている人。私もかくありたい。
顔にしわやたるみが少なくても、目がどんよりと暗かったら、魅力半減ですよね。

向田さん、こうも語られています。

『 先のことをくよくよしたところで、なるようにしかならないのです。飢え死にした死骸はころがっていないのですから、みんな何とか生きてゆけるのです。そう考える度胸。これも若々しくあるために必要ではないでしょうか。 』

他にもいろいろ読まれていましたが、最後に主宰者のなかのさんの書かれた戯曲を皆さんで読む、というより演じておられました。皆さん、ほんとに素人かしら?と思うほどお上手でした。
『プラットホーム』という題名で、仲人を引き受けた夫婦の会話を軽妙に描かれています。
特に説明されているわけでないのに、二人の会話からその家族の現在過去未来が浮き彫りになってきます。なかのさん、30代なのに、ものすごく50代くらいの夫婦の会話を自然に捉えられていました。これは年齢がどうこう、というよりも、どこまで人間を見ているか、なんでしょうね。観察眼がするどい方なんだと思いました。

今日お集まりになった方々皆さん、すごくいきいきと、このひと時を楽しまれていて素敵に歳を重ねられているなーと思いました。


今日の庭・・・かわいい花が咲き始めました!
スノードロップです。日が落ちかけたら花が閉じていました。さて、庭のどこに咲いてるでしょう?!暖かな日に見つけてください!

今日の子犬達…おっ歩き始めた!

おなかを床ですることなく、きちんと四足で立っていました!
前足踏ん張って、お座りの形ができる子もいました!
とことこ歩く子もいました!
おおおーーーっ!日々成長です!!
そして、何より感動したのは、目があったことです。
いままでぼやーっとしか見えてなかったのが、このところけっこうクリアーに見え始めてるんじゃないかと思います。赤ちゃんたちをじっと見ていたら、なにげに向こうもこっちを見て、ジーーーッと目線が合いました!おもわず「はじめまして!」と言ってしまいました!

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