2010年12月12日日曜日

続、新作

絵唐津 筒湯吞       径8㎝ 高さ10㎝         各3000円

絵唐津 小皿        径12㎝  高さ2㎝         各1500円

薪窯で焼くと、器にくべた薪の灰がかかって、ガス窯にない釉薬の色合いになります。
色のない透明釉でも、ピッカピカの艶というより、しっとりとした艶になります。
そして唐津焼は使っていくうちに、唐津焼は、というより陶器は使い込むとしっとりとした肌合いになっていきます。大切にしまっておくのも大事な器の扱いですが、気に入ればこそ、どんどん使って色んなもんを盛って、器を育てて頂けたら…と思います。
陶器の貫入に染みが入ると「汚れた」と思われるかもしれませんが、それは自然なことなのです。
だって、水分の染みいる隙もないほどの表面はほとんど陶器に関して不可能だからです。
自然なことを受け入れることは、すごく難しい。
なんでかっていうと、なにが自然なことなのか、その基準がわからないからだと思います。
世の中が便利になり過ぎてしまったから。
トマトが冬に食べたい。だから作っちゃう。夏の食べ物なのに。
冬にトマトがあるのが当たり前。
野菜に季節かあるという意識が薄れてくる。なにが自然なことなのかわからなくなってくる。
自然ってなんなんでしょうね。
でも、食べたらわかりますよね。冬のトマト、やっぱり美味しいものではないもの。夏にくらべたら。
プラスチックみたいに色も変わらないものに慣れてしまうと、陶器なんて汚れやすくて壊れやすい・・・いいとこなしみたいに思われてしまいそうです。
でも、ちょっと待って!
なにを面白い!と思うのか。面白味がどこにあるのか。
便利なだけではないと思います。
不便を楽しむ気持ちのゆとりが失われているような昨今。不況の負のスパイラルに負けないように。
楽しい!と思えることを少しずつ増やしていきたいと思うのです。
イライラしても得することは、なにもない。
そう。なにも得することはない。

それは・・・夕食前、グリル鍋に鍋料理のスープも具もセッティング完了して、もう少し煮込めば、もうあとは食べるだけという状態。
ピンポーン。
来客。すこし話しこんでいるうちに、子供の声・・。「おかあさーん、おかあさーん」
「なに?ちょっと待って!」
「おかあさーん、おかあさーん、鍋が・・鍋が・・」
、、、、、あっという間に吹きこぼれて、、、テーブルからもどんどんスープが流れてホットカーペットもビチャビチャ、、、。
私が悪い。電源を切って行かなかった私が悪い。
わかっていながらもイライラを子供にぶつけたら、「お母さん、なんでそんなに怒ってると?」と息子。八つ当たりしたよねー。たしかに。ごめん。
あー。反省しながらも「なんも怒ってないっ!」とまた八つ当たり。
ははは。笑おう。ここは笑ってやり過ごそう!お腹が減ってるといいことないよね!
陽気に行きましょう!
親だからってなんでもうまくはできないのよ。大人だからって失敗は多々あるのよ!
反面教師って言葉もありますしね!このへんはО型の大雑把な性格が功を制す!

あれ?なんのお話でしたっけ?

脱線もはなはだしい。

自然のなかに生きている、そんな実感をこの器たちでも味わっていただけたら・・・と思います。



 

2 件のコメント:

  1. 失敗はつきもの ガスレンジの使用中ふきこぼしで 器具を
    全部取り外し 時間をかけて掃除自分の不注意に情けなく落ち込みますが良かった探しをして気分を落ち着かせています。例えば火事にならなくて良かった。怪我しなくてよかつた。ふきこぼしのおかげでレンジが綺麗になったといった具合です。これからもぼちぼちやって下さい。

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  2. ともさま

    暖かいお言葉!ありがとうございます!
    めげずにがんばりますっ!
    何事もよかった探しですね!

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