昔、お茶を少しだけ習ったときに、香についても先生からほんのさわりだけ教わりました。
香木を香炉に置いて焚く所作と、香りを楽しむこと。
深くて、ひっそりとしていて、なんだか落ち着く・・・。もう少しちゃんと勉強したかった。
そんな気持ちが残っているので、これから自分で少しずつ深めていきたいと思います。
香 十徳 一休禅師がお香の効用を讃え記したものだそうです。
感格鬼神 感性は研ぎ澄まされ
清浄身心 身も心も清浄にし
能除汚穢 よく汚れを除き
能覚睡眠 よく眠りを覚ます
静中成友 静けさの中に友となる
塵裏愉閑 多忙な中にひとときの閑を
多而不厭 多くても邪魔にならず
賓而為足 少なくても十分に足りる
久蔵不朽 長期間保存しても朽ちず
常用無障 常用しても支障はない
以前買った香木の箱のなかにしおりがあって、こんなことが書いてありました。
・・・香の清浄な感覚は、ひとしく人の精神を厳かにし、空気の浄化により心身を爽快にし、自ら品性を向上させて精神修養の資となるものです。
確かに香の香りは、気持ちが凛とするような、愉しむだけでない感覚があります。
そして 「静けさのなかに友となる」 こんな感覚が自分も味わえたら・・・と思います。
毎日の暮らしにおいても、いろんな人間関係があると思いますが、なんでも話したり聞いてもらったら理解しあえるわけでない。お互い言わずともわかりあえる、、、いいなぁと思うけれど一番苦手なところです。いろんなところに通じてくるんだと思います。
花 ヤブラン
花入れ 白釉 角花入れ
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