2010年8月24日火曜日

絵本って・・・


いろいろありますが、私は結末がはっきりして終わる話が好きです。
ハッピーエンドでもそうでなくてもいい。きりっと終わってほしい。
例えば、「ももたろう」でも最後は鬼退治から無事帰ってきて、救出してきたお姫様とおじいさんとおばあさんと幸せにくらしましたとさ!、、、うん。これこれ!お姫様、親元に帰らないのかい?とか野暮な事は聞かない。
例えば、「ツェねずみ」宮沢賢治の物語ですが、いろんな友達によくしてもらってる時はいいけど、なにか自分に不都合な事が起こったらひとのせいにして「どうにかしてくれ」としつこく損害賠償を求めるねずみ。最後はみんな離れて行って、たったひとり最後まで相手にしてくれた友達も怒らせて結局人間につかまってしまう。、、、仕方ない。かわいそうだが仕方ない。

はっきりしない話はどうもしっくりこない。
例えば、こんな話。ある森に広い空き地があって、その空き地の使い道を動物たちみんなで会議して検討するも何年たっても話がまとまらない。「ここを海にしたらどうか?」という意見がでると、みんなで海になったら海水浴したり楽しい想像をして「いいねー」という。次に「お化け屋敷のようになったら」という意見がでると「それもいいねー」。最後にリスが「このままの状態がいいと思います」と言うと、みんなこのままの状態?このままの?・・未来を想像できずフリーズしてしまう。と、そのときみんなを踏みつぶしてしまうくらい大きな牛が通りかかり、空き地の草をどんどん食べる。集まっていた動物たちは森へ避難。時間が流れ、牛去る。すると空き地にそよそよと風が流れる。動物でてこない。風が流れる。そよそよ。終わり。・・・私の説明もかなりアバウトですが、どうですか?このラスト。
ある意味面白い。なんとなく余韻が残る。余韻を楽しむのか。うーん、余韻。きっと自分のなかで楽しめる余韻とそうでない余韻があるんでしょうね。

絵本カーニバル、個人的にとても楽しんでいます。
みなさんもゆっくり絵本を読みませんか?

そしてこのカップは「器と冷たいお菓子セット」の器です!

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